四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
イチジクとは
イチジクはクワ科の落葉高木で、その果実が食用にされます。
果実は生食されるほか、乾燥させてドライイチジクとして広く流通しています。
イチジクの実は、お菓子用やケーキ、果実酒、ジャム、コンポート、ソースの材料など幅広く利用されています。
また日本では甘露煮にもされます。
イチジクの葉茶の有効成分
・ペクチン
・フィシン
・アントシアニン
・カリウム
・ルチン
イチジクの葉茶に含まれる成分の働きや効能
フィシン
フィシンはイチジクと特有の成分でたんぱく質分解酵素です。
肉料理にフィシンを使うことで、肉のたんぱく質を分解するため柔らかくなります。
カルシウム
カルシウムは骨や歯を形成するうえで欠かせない必須ミネラルで体の中で最も量の多いミネラルとなっています。
カルシウムは成長期の子供から高齢者まで丈夫な骨を保つために必要ですが、不足しがちだといわれています。
カルシウムを積極的に取り入れることで骨粗しょう症予防などの効果も期待されます。
カリウム
カリウムはミネラルの一つで、体内のナトリウムと作用するため無くてはならない栄養素の一つです。
カリウムには利尿作用があり、体内にたまった余分な水分やナトリウムを排出する働きがあることからむくみの改善や、血圧を下げる効果が期待されます。
ペクチン
ペクチンは水に溶けてゲル状になる特質があります。
下痢の時には水分をゲル状にして下痢を防ぎ、逆に便秘の時は水分を
与え排出させることで便秘解消に役立ちます。
ペクチンが腸内環境を整えることで、疲労回復にもつながります。
またペクチンにはコレステロール値を下げる働きがあることから高血圧予防にも役立つと考えられています。
アントシアニン
アントシアニンとは青紫色の色素でフラボノイドの一種です。
アントシアニンの青紫は強い紫外線から守るために作りだされた成分で、夜盲症や視力の改善など目の健康に効果的だといわれています。
またアントシアニンには強い抗酸化作用や抗炎症作用があるため、老化予防や生活習慣病の予防に役立ちます。
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イチジクの葉茶の副作用・注意点
イチジク茶は様々な効果が期待できますがベルガプテンの成分には光毒性成分がわずかに含まれています。
このため摂取後、光に当たると皮膚への影響がある場合も考えられます。
普段から肌の弱い人は摂取を控える、または紫外線を避けるなどの注意が必要です。
イチジクの葉茶の作り方
①夏期(7月~8月)にイチジクの葉を採取します。
②誇れを取り水できれいに洗って天日乾燥させます。
③パリパリに乾燥したらハサミなどで細かく刻みます。
イチジクの葉茶の飲み方
①あたためたティーポットに大匙1~2のイチジクの葉茶を入れ熱湯を注ぎます。
②5分くらい蒸らして抽出します。
③あらかじめあたためたカップに注いでいただきます。
イチジクジャムの作り方
イチジクはいろいろな料理にも使えますが実がたくさん手に入ったらジャムを作ってみましょう。
簡単に甘さ押さえたおいしい手作りジャムができあがります。
材料
イチジク 500g
グラニュー糖 150g~180g(お好みで)
レモン汁 適宜
①イチジクを洗ってヘタを取りカットします
②イチジクに砂糖をまぶしてしんなりするまで置きます
③イチジクを鍋に入れ弱火で木べらで焦がさないように煮詰めていきます。(15分~20分くらい)
④レモン汁を入れさらに煮詰めます。
※イチジクのジャムは冷めると固くなりますのでやや柔らかいかなというところで火からおろします。
⑤冷めてから清潔な瓶などで保存します。
イチジクの葉茶のおすすめポイント
イチジクの木は江戸時代に中国から渡ってきたと言われ不老長寿の果物とも呼ばれて珍重されてきました。
イチジクの葉茶には、飲むだけでなく外用としてもイボとりなどに効果があると言われています。
イチジクの葉茶は、ほんのりと甘さがあり飲みやすいお茶で、ノンカフェインなので安心して飲んでいただけます。
便秘を改善したい方、冷え性で悩んでいる方などにおすすめの健康茶です。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
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このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。