四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
サンシュユとは
サンシュユ茶に使用するサンシュユ(山茱萸)とは中国朝鮮半島に分布するミズキ科の落葉小高木です。
日本では観葉植物として利用されており黄色い花が咲き秋から冬にかけてグミのような赤い実をつけます。
サンシュユ茶の主な有効成分
・イリドイド配糖体
・没食子酸
・リンゴ酸
・タンニン
・サポニン
サンシュユ茶に含まれる成分の効能
ウルソール酸
ウルソール酸は果実やハーブの葉に含まれる成分で、抗炎症作用や抗菌作用などがあります。
また、ウルソール酸には筋力の衰えを抑える働きがあることから筋肉を維持する効果もあるといわれています。
リンゴ酸
リンゴ酸は果実野菜などに含まれる有機酸です。
リンゴ酸には疲労の原因となる乳酸を分解する働きがあるため疲労回復に
役立ちます。
またリンゴ酸などの有機酸には食品の、酸化を防止する働きや、抗菌作用があることから風邪などを予防する効果も期待されています。
サポニン
サポニンには脂肪の吸収を抑え、さらに蓄積させない働きがあるため肥満予防効果が期待されます。
またサポニンには人間の自然免疫である「ナチュラルキラー細胞」を活性化させる働きがあるといわれています。
免疫力を高めることで風邪などにかかりにくい丈夫な体を作ります。
タンニン
タンニンはポリフェノールの一種で、活性酸素を除去する働きのある抗酸化作用を持つため、生活習慣病予防や、老化予防に効果があるとされています。
またタンニンには収れん作用があるため、腸の粘膜に作用することで下痢の改善にも役立つといわれています。
スポンサードリンク
サンシュユ茶の作り方
①秋(10月頃)果実を採取します。
②熟した果実を熱湯に浸した後、半乾きの状態で種子を除き果肉だけを日干しにします。
ヨーグルトの作り方
サンシュユはヨーグルトの木の仲間です。
木の部分に乳酸菌の成分が含まれておりヨーグルトの木と同じようにヨーグルトを作ることができます。
①牛乳を温め、サンシュユの枝を入れます。
②保温して一晩寝かせるとサンシュユヨーグルトができあがります。
サンシュユ茶のおすすめポイント
サンシュユは秋に赤い実をつけるので別名秋珊瑚(アキサンゴ)とも呼ばれています。
サンシュユ茶は独特の酸味はありますがすっきりとした飲み心地です。
滋養強壮の作用があるため疲れているとき、また冷え性の方などにおすすめの健康茶です。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
スポンサードリンク
こちらの記事もおすすめ
このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。