四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
菊花茶とは
目の疲れに効くことで広く知られている「菊花茶」ですが他にはどんな効能があるのでしょうか。
健康茶菊花茶の効果・効能についてまとめてみました。
菊花茶の主成分
・フラボン
・β-カロテン
・ビタミンC
・ポリフェノール
・ビタミンB1
・ビタミンE
・アミノ酸
・ミネラル
菊花茶に含まれる成分の働きや効能
β-カロテン
β-カロテンは体内に入ることでビタミンAに変換され、皮膚や爪、髪を健康に保ったり視力を維持するために大切な成分です。
β-カロテンが必要量のビタミンAをつくることで、視力低下や夜盲症などの予防につながります。
β-カロテンには活性酸素を除去する働きのある、強力な抗酸化作用もあります。
そのほか成長を促進したり骨づくりを助けたりする働きがあることから成長期の子供には欠かせない栄養素です。
ビタミンC
ビタミンCには、シミやそばかすの原因となるメラミンを抑える働きがあることから、肌トラブルの解消に役立ちます。
また免疫力を高める働きがあることから、風邪などの予防や疲労回復に役立ちます。
ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない成分です。
ビタミンCがコラーゲンの生成を助けることで骨粗しょう症予防や関節を
健康に保つのに役立ちます。
フラボノイド
フラボノイドは植物自身が紫外線などから身を守るためにできた色素でポリフェノールの一種です。
活性酸素の生成を抑える働きのある抗酸化作用があり、細胞の老化を遅らせることで、生活習慣病の予防や、アンチエイジング効果が期待されます。
ビタミンB1
ビタミンB1には、視神経の機能に働き、筋肉の疲れをやわらげる働きがあるため、眼精疲労を予防します。
また眼精疲労を予防する働きによって、ら、目の疲れからくる頭痛や神経性の頭痛などの軽減に役立ちます。
ポリフェノール
ポリフェノールは苦みや渋みの成分で植物が光合成をおこなう際できる物質です。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり活性酸素を除去する働きがあることから、老化予防や生活習慣病予防に役立ちます。
また尿酸の量を減らす働きによって痛風の予防や改善にも役立つといわれています。
スポンサードリンク
食用菊の種類
菊花茶に使われる菊は観賞用のものではなく食用・または薬用に育てられた菊を使います。
日本では
①延命楽(山形県)・・・赤紫色の中輪
②阿房宮(青森県)・・・黄色の八重咲き小輪
などがよく知られています。
菊花茶の副作用・注意点
様々な効能がある菊花茶ですが体を冷やす作用があるため妊婦さんや日頃から冷え性の方、下痢気味の方にはおすすめできません。
菊花茶の作り方
食用菊を栽培している方は菊花茶を手作りしてみましょう。
①食用菊の花びらを採取します。
②花びらを蒸し器で蒸します。
③網などに薄く並べて乾燥させます。
菊花茶の飲み方
①乾燥した菊花をさっとゆでてもどします。
②あらかじめポットと器を温めておきます。
③ポットに菊花茶と熱湯を入れ少し蒸らしてからいただきます。
菊花茶のおすすめポイント
中国では漢方薬としても古くから使用され「延命長寿の茶」と呼ばれて珍重されています。
日本でも菊花茶葉は昔から「目の薬」として知られてきました。
どうしても聞く独特の香りが強くのみにくいと感じる方がいるかもしれませんがはちみつを入れたりブレンド茶にすると飲みやすくなります。
ノンカフェインなのでカフェインを気にする方やお子さんにも安心です。
パソコンの使い過ぎで目の疲れを感じる方、風邪気味の方、頭痛で悩まれている方などにおすすめの健康茶です。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
こちらの記事もおすすめ
スポンサードリンク
このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。