四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
ウツボグサとは
ウツボグサ茶に用いられるウツボグサは、ほぼ日本全土に自生するシソ科の多年草です。
夏に紫色の唇形花の花を咲かせこの花を乾燥させたものは利尿作用などがあるとして生薬としても利用されています。
ウツボグサ茶の主な有効成分
・カリウム
・タンニン
・ウルソール酸
・ルチン
・トリテルペノイド
ウツボグサ茶に含まれる主な成分の効能
カリウム
カリウムはミネラルの一つで、体内のナトリウムと作用するため
無くてはならない栄養素の一つです。
カリウムには利尿作用があり、体内にたまった余分な水分やナ
トリウムを排出する働きがあることからむくみの改善や、血圧を下げ
る効果が期待されます。
タンニン
タンニンはポリフェノールの一種で、活性酸素を除去する働きのあ
る抗酸化作用を持つため、生活習慣病予防や、老化予防に効果があ
るとされています。
またタンニンには収れん作用があるため、腸の粘膜に作用することで
下痢の改善にも役立つといわれています。
ウルソール酸
ウルソール酸は果実やハーブの葉に含まれる成分で、抗炎症作用や
抗菌作用などがあります。
また、ウルソール酸には筋力の衰えを抑える働きがあることから
筋肉を維持する効果もあるといわれています。
ルチン
ルチンは植物の苦みや渋み成分でビタミンPと呼ばれるポリフェノールの一種です。
強い抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果や生活習慣病予防効果が期待されます。
またルチンにはビタミンCの吸収を助ける働きがあるため、ビタミンCと一緒に取ることで効果が高まるといわれています。
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ウツボグサ茶の注意点
効能もたくさんあるウツボグサ茶ですがタンニンが多く含まれているため飲みすぎないようにし、胃腸の弱い方は控えましょう。
ウツボグサ茶の作り方
①夏(6月~8月)にウツボグサの花穂を採取します。
②きれいに洗って天日干しします。
③カラカラに乾いたら清潔な瓶などに保存します。
ウツボグサ茶の飲み方
煮だす場合
①やかんにウツボグサの茶葉大匙1と水600mlを入れ火にかけます。
②沸騰したら火を弱め5分~7分ほど抽出させます。
ポットで入れる場合
①ポットにウツボグサの茶葉大匙1を入れ熱湯を注ぎます。
②5分ほど蒸らしてからいただきます。
ウツボグサ茶のおすすめポイント
ウツボグサはの本全国の日当たりの良い野原などでよく見かける植物です。
花の形が「うつぼ」に似ていることからこの名前が付いたと言われています。
ウツボグサ茶はやや苦みのある飲み口です。
むくみが気になる方、血圧を抑えたい方などにおすすめの健康茶です。
また口内炎や扁桃炎にはウツボグサ茶でうがいをすることで症状の改善が期待できると言われています。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
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このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。