四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
カキドウシとは
カキドウシはシソ科の植物多年草で日本全土の山地に自生し4月から5月にかけて薄紫の小さな花を咲かせます。
昔から幼児の癇の虫に効く薬草としても知られています。
カキドウシ茶の有効成分
・ウルソール酸
・タンニン
・セルキテルペン
・サポニン
・リモネン
・カリウム塩
カキドウシ茶に含まれる主な成分の効能
ウルソール酸
ウルソール酸は果実やハーブの葉に含まれる成分で、抗炎症作用や抗菌作用などがあります。
また、ウルソール酸には筋力の衰えを抑える働きがあることから筋肉を維持する効果もあるといわれています。
タンニン
タンニンはポリフェノールの一種で、活性酸素を除去する働きのある抗酸化作用を持つため、生活習慣病予防や、老化予防に効果があるとされています。
またタンニンには収れん作用があるため、腸の粘膜に作用することで下痢の改善にも役立つといわれています。
サポニン
サポニンには脂肪の吸収を抑え、さらに蓄積させない働きがあるため肥満予防効果が期待されます。
またサポニンには人間の自然免疫である「ナチュラルキラー細胞」を活性化させる働きがあるといわれています。
免疫力を高めることで風邪などにかかりにくい丈夫な体を作ります。
リモネン
リモネンは香りの成分で、交感神経を刺激する働きがあり、体内の新陳代謝を活発にすることで血行の促進や頭をすっきりさせる効果があります。
リモネンは体内に入るとる脳内にα波が現れることが分かっていてリラックス効果があるといわれています。
その他、血行促進することで頭皮の育毛環境を整え抜け毛予防などの効果も期待されています。
カリウム
カリウムはミネラルの一つで、体内のナトリウムと作用するため無くてはならない栄養素の一つです。
カリウムには利尿作用があり、体内にたまった余分な水分やナトリウムを排出する働きがあることからむくみの改善や、血圧を下げる効果が期待されます。
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カキドウシ茶の副作用・注意点
効果も期待できるカキドウシ茶ですが、過剰摂取することで胃腸の粘膜などの炎症をおこすリスクがあると言われています。
摂りすぎには注意しましょう。
カキドオシ茶の採り方
①春から初夏にかけて出全草を刈り取り採取します。
②きれいに洗って日陰で乾燥させます。
③パリパリに乾燥したらハサミなどで細かく切って清潔な瓶などに保存します。
カキドオシ茶の飲み方
①やかんに乾燥させたカキドオシの茶葉大さじ2杯と1リットルを入れ火にかけます。
②沸騰したら火を弱め7~8分ほど煮出してからいただきます。
カキドウシ茶のおすすめポイント
日本中に生息するカキドオシは比較的手に入りやすい植物です。
真っすぐ伸びていた茎はやがて蔓となり垣根を通り抜けていくことからカキドオシ(垣通)と呼ばれています。
味はやや渋めですが飲みづらいほどではありません。
ダイエットに関心のある方、結石を予防したい方などにおすすめの健康茶です。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
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このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。