健康茶「どくだみ茶」の効能、作り方、利用方法

野草茶
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四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。

ドクダミとは

ドクダミはドクダミ科ドクダミ属の多年草です。
北海道から九州まで全国に分布し、独特のニオイがあります。
名前にドクとありますが、毒性はなく、昔から民間薬としても知られる植物で、たくさんの効能があることから「十薬」とも呼ばれています。

ドクダミ

 

どくだみ茶の主な成分

・デカノイルアセトアルデヒド
・クエルシトリン
・イソクエルシトリン
・ルチン
・ミネラル

 

どくだみ茶に含まれる成分の効能

デカノイルアセトアルデヒド

デカノイルアセトアルデヒドはドクダミ茶特有の強い匂いの元となる精油成分の一つです。
生のどくだみには強い殺菌効果があることから食中毒などの予防や肌荒れの原因となる、細菌を抑える効果が期待されます。

 

クエルシトリン

どくだみにはたくさんのフラボノイド類が含まれていますがその中でもクエルシトリンは毛細血管を強化し利尿作用、解毒作用、緩下作用などの作用があり、弱った胃腸に働きかけ胃壁の炎症を抑える働きがあるといわれています。

 

イソクエルシトリン

イソクエルシトリンには利尿作用や緩下作用、毛細血管を強化する働きがあり新陳代謝を高めることで、肌の生まれ変わりの促進効果があるとされています。

 

ルチン

ルチンは植物の苦みや渋み成分でビタミンPと呼ばれるポリフェノールの一種です。
強い抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果や生活習慣病予防効果が期待されます。
またルチンにはビタミンCの吸収を助ける働きがあるため、ビタミンCと一緒に摂ることで果が高まるといわれています。

 

ミネラル

ミネラルは、無機質とも呼ばれ、骨や歯をの形成に欠かせないカルシウムやマグネシウム、代謝を助けるモリブデン、貧血を予防する鉄分など、人が健康に生きていくうえで欠かせない成分で六大栄養素の一つです。
ミネラルが不足すると体に不調が現れてきます。
なかでも特に必要な13種類の成分が必須アミノ酸と呼ばれています。

 

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ドクダミ茶の作り方

市販されているどくだみ茶もありますが自分で作る
場合は
①きれいに洗って風通しの良い場所でつるして乾燥させます。

②1週間以上カラカラに干したらハサミなどで細かく切り瓶や缶などで保存します。

ドクダミ

 

どくだみ茶の飲み方

①やかんにどくだみ茶と水を入れ沸かします。

②沸騰したら火を弱め少し煮詰めて成分を抽出するようにしましょう。
(急須でお湯をそそぐだけでは効果が半減します)

ドクダミ茶

※どくだみ茶の注意点は

効果の高いドクダミ茶ですが注意点もあります。

①腎機能疾患や腎機能が低下している高齢者の方は高カリウム血症を引き起こす可能性があると言われています。
これらの方にはお勧めできません。

②どくだみ茶には緩下作用がありますので飲み過ぎると下痢になる場合があります。
過度の摂取は避けましょう。

ドクダミ

ドクダミ茶のおすすめポイント

どくだみ茶はノンカフェインなのでお子さんも安心して飲むことができます。
ビタミンCも豊富でなによりもその優れたデトックス効果がを期待できますので注意点をよく知り上手に取り入れていきたいですね。

 

健康茶を選ぶポイント

健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。

①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。

②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。

③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。

④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。

健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。

 

 

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注意
このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。
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