春の七草で知られるナズナの健康茶「ナズナ茶」の効能・効果とは!

野草茶
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四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。

ナズナとは

春の七草のひとつで知られるナズナはアブラナ科ナズナ属の越年草です。
種子が平べったく三味線のバチに似ていることから、ぺんぺん草という名前でも知られています。

ナズナ

 

ナズナ茶の栄養成分

・コリン
・ルチン
・ビタミンK
・ビタミンC
・葉酸
・ミネラル

 

ナズナ茶に含まれる成分の効能

コリン

コリンは、脳内の神経伝達物質、アセチルコリンをつくる元となる成分です。
コリンには記憶力を高めたり、認知症の予防にも効果があると言われています。
アセチルコリンには血管を拡張させることで血圧を下げる効果も期待されています。

 

ビタミンC

ビタミンCには、シミやそばかすの原因となるメラミンを抑える働きがあることから、肌トラブルの解消に役立ちます。
また免疫力を高める働きがあることから、風邪などの予防や疲労回復に
役立ちます。
ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない成分です。
ビタミンCがコラーゲンの生成を助けることで骨粗しょう症予防や関節を健康に保つのに役立ちます。

 

ルチン

ルチンは植物の苦みや渋み成分でビタミンPと呼ばれるポリフェノール
の一種です。
強い抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果や生活習慣病予防効
果が期待されます。
またルチンにはビタミンCの吸収を助ける働きがあるため、ビタミンC
と一緒に摂ることで果が高まるといわれています。

 

ビタミンK

ビタミンKは骨の健康に関わる脂溶性のビタミンです。
ビタミンKにはカルシウムの生成を助けたり、カルシウムの排出を抑制
したりする働きがあります。
また「止血のビタミン」とも呼ばれ、出血した際に血液を固めて止血するのを助ける働きがあります。

 

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ナズナ茶の注意点

民間療法として飲まれてきたナズナ茶ですが、薬ではありませんので、妊娠中や授乳中のかた、治療を受けている方などは必ず医師に相談してください。
特にナズナ茶には子宮収斂作用がありますので、妊娠中の方は飲用を止めておきましょう。

ナズナ

 

ナズナ茶の作り方

ナズナは田んぼのあぜ道や野原などに自生し手に入りやすい植物です。
果実が三味線の撥(ばち)に似ていることから三味線をたたく音にかけて「ぺんぺん草」とも呼ばれています。

ナズナ茶にするのは地上に出ている部分全てが使われます。
手作りする場合は3月から6月の開花期に採取します。

①ごみなどをきれいに洗って日干しします。

②カラカラに乾燥したら手などで揉み細かくします。

③清潔な瓶などに保存しましょう。

ナズナ茶

 

ナズナ茶の飲み方

煮沸かす場合

①やかんに茶葉ダ大さじ3~5と水1リットルを入れ火にかけます。

②沸騰したら火を弱め10分位煮詰めてから飲みます。

急須で入れる場合

①急須に茶葉大3~5さじ入れ熱湯を注ぎます。

②5分以上おいてよく抽出させてから飲みます。

 

 ナズナ粥

春の七草のなずなは七草粥の材料としてもよく知られています。
柔かくたいたなずなのお粥は弱った胃腸を元気にしてくれます。

ナズナ粥

 

 ナズナ茶のおすすめポイント

やや草っぽい味がしますがさっぱりとして比較的飲みやすいお茶です。
むくみ解消や、胃腸を丈夫に保ちたい方などにおすすめの健康茶です。

健康茶を選ぶポイント

健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。

①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。

②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。

③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。

④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。

健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。

 

 

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注意
このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。
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