四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
イノコズチとは
イノコヅチ茶に利用するイノコズチ(猪子槌)とは本州、四国、九州などに分布し主に山地や藪の中の日陰に自生するヒユ科の多年草です。
夏から秋にたくさんの小さな緑色の花をつけます。
利尿作用などがあり漢方薬としても利用されます。
イノコヅチ茶の主な成分
・オレアノール酸
・トリテルペノイド
・ヒスチジン
・カリウム
イノコヅチ茶に含まれる成分の効能
オレアノール酸
オレアノール酸には活性酸素を除去する働きのある抗酸化作用や抗炎症作用があるため、老化予防や、関節などの痛みを緩和する働きが期待されます。
トリテルペノイド
トリテルペノイドは高麗人参などにも含まれる成分で抗酸化作用や抗アレルギー作用があることから老化予防やアレルギーの緩和に役立ちます。
ヒスチジン
ヒスチジンは血液中に含まれるアミノ酸の一つです。
ヒスチジンには抗酸化作用があるほか、体内に入るとヒスタミンに代わり神経機能に働くことで発育を助ける作用があるため子供の成長には欠かせない成分です。
カリウム
カリウムはミネラルの一つで、体内のナトリウムと作用するため無くてはならない栄養素の一つです。
カリウムには利尿作用があり、体内にたまった余分な水分やナトリウムを排出する働きがあることからむくみの改善や、血圧を下げる効果が期待されます。
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イノコヅチ茶の作り方
①秋(10月頃)にイノコヅチの根を採取します。
②きれいに水洗いした後日干し乾燥させます。
③パリパリに乾燥したらハサミなどで細かく刻み瓶などに入れて保存しまします。
イノコヅチ茶の淹れ方
煮沸かす場合
①やかんにイノコヅチの茶葉10gと水1リットルを入れ
火にかけます。
(茶葉は加減してください)
②沸騰したら火を弱め15分位に出します。
急須で淹れる場合
①急須にイノコヅチの茶葉を大匙1程入れ熱湯を注ぎます。
②蒸らして色が出てから飲みます。
イノコズチ茶のおすすめポイント
イノコズチは北海道を除くほぼ日本中の山地や藪などに自生するため比較的手に入りやすい植物です。
日陰を好むためヒカゲイノコヅチ(日陰猪子槌)と呼ばれることもあります。
イノコヅチの根を乾燥させたものは漢方薬でも使われ生薬名は牛(ごしつ)といい 利尿役や、通経薬として利用されていますが、妊婦さんは飲用を控えておきましょう。
腰や関節痛のある方、生理不順が気になる方などにおすすめの健康茶です。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
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このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。