四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
ふきのとうとは
ふきのとうはキク科の植物でフキの若い土から顔を出した花茎でまだ花が開いていないつぼみのものを、ふきのとう茶として利用する他、初春の旬野菜として和え物や天婦羅などの食用にされます。
ふきのとう茶の有効成分
・ケンフェロール
・アルカロイド
・フキノリド
・ビタミンK
・ビタミンE
・葉酸
ふきのとうに含まれる成分の主な働きや効能
アルカロイド/ケンフェノール
アルカロイド、ケンフェノールは苦みの成分でポリフェノールの一種です。
体内の活性酸素を除去する抗酸化作用があるため、老化防止や免疫力を高めるのに役立ちます。
また苦み成分が食欲の増進を助けてくれます。
フキノリド
フキノリドは香りの成分です。
フキノリドには胃腸の働きをよくする働きがあります。
免疫力を高める作用があるため、風邪などの予防にも効果が期待されます。
ビタミンE
ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種です。
ビタミンEには強い抗酸化作用があり体内の活性酸素を抑える働きがあります。
加齢によって現れる症状の予防に役立つことから「若返りのビタミン」
とも呼ばれています。
紫外線から肌を守る働きもあることから肌トラブルの解消にも役立ちます。
またビタミンEには神経伝達物質に働き血流を改善する効果も期待されています。
ビタミンK
ビタミンKは骨の健康に関わる脂溶性のビタミンです。
ビタミンKにはカルシウムの生成を助けたり、カルシウムの排出を抑制したりする働きがあります。
また「止血のビタミン」とも呼ばれ、出血した際に血液を固めて止血するのを助ける働きがあります。
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ふきのとうの採取・茶の作り方
①春間近かの山地で土から顔を出したふきのとうのつぼみを採取します。
②きれいに洗って風通しのよいところでザルなどに並べて乾燥させます。
③乾燥させたものはきれいな瓶などに入れて保存します。
ふきのとう茶入れ方
①乾燥させて細かく切ったふきのとうを、ティーポットにひとつかみ入れて熱湯を注ぎます。
②5分くらい蒸らしてからいただきます。
ふきのとうの天婦羅作り方
材料(2人分)
ふきのとう 10個
薄力粉 100cc
片栗粉 大匙1
卵 1個
水 100cc
①ふきのとうは綺麗に洗って水けをきる
②薄力粉、片栗粉、卵、水をボールに入れダマにならないようにまぜて衣をつくる
③ふきのとうに衣をまぶし揚げていく
(片栗粉をいれることでカラッとあがります。)
ふきのとう茶のおすすめポイント
春を告げるふきのとうは四季のある日本中にはなじみの深い植物です。
「若返りのビタミン」とい言われるように、抗酸化作用のある成分が豊富に含まれています。
アンチエイジングが気になる方、咳やのどの痛み痰などを予防改善したい方などにおすすめの健康茶です。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
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このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。