その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
ヨモギとは
ヨモギはキク科の多年草で田んぼの畔や、道端、野原などに生えます。
春の柔らかい若芽が食用となり、てんぷらや、ヨモギ餅などで食用とされるほか、灸のもぐさなどの原料にもなります。
独特の清涼感と香りがあり日本のハーブのひとつとしても知られてます。
また血液凝固作用のあるビタミンKを含むことから、古来より、民間療法として止血させるために用いられてきました。
ヨモギの主な成分は
・クロロフィル
・β-カロテン
・ビタミンK
・ビタミンC
・葉酸
・食物繊維
・ミネラル
ヨモギに含まれる成分の効能
クロロフィル(葉緑素)
クロロフィルは植物に含まれている緑色の天然色素です。
人の血液の色素と似た働きをすることから「緑の血液」とも呼ばれています。
体内からコレステロールや有害物質を排出してくれる解毒作用があることから細胞の活性化に役立つといわれています。
β-カロテン
β-カロテンは体内に入ることでビタミンAに変換され、皮膚や爪、髪を健康に保ったり視力を維持するために大切な成分です。
β-カロテンが必要量のビタミンAをつくることで、視力低下や夜盲症などの予防につながります。
β-カロテンには活性酸素を除去する働きのある、強力な抗酸化作用もあります。
そのほか成長を促進したり骨づくりを助けたりする働きがあることから成長期の子供には欠かせない栄養素です。
ビタミンC
ビタミンCには、シミやそばかすの原因となるメラミンを抑える働き
があることから、肌トラブルの解消に役立ちます。
また免疫力を高める働きがあることから、風邪などの予防や疲労回復に役立ちます。
ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない成分です。
ビタミンCがコラーゲンの生成を助けることで骨粗しょう症予防や関節を健康に保つのに役立ちます。
ビタミンK
ビタミンKは骨の健康に関わる脂溶性のビタミンです。
ビタミンKにはカルシウムの生成を助けたり、カルシウムの排出を抑制したりする働きがあります。
また「止血のビタミン」とも呼ばれ、出血した際に血液を固めて止血するのを助ける働きがあります。
食物繊維
食物繊維は小腸で、消化吸収されずに大腸まで届く成分です。
腸内の環境を整える働きがるため、便秘の解消に効果的です。
また体内の余分な老廃物を排出し善玉菌を増やす作用があるため肥満予防や、高血圧など生活習慣病予防にも効果が期待されます。
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※注意点
ヨモギの葉は、害のあるトリカブトと葉の形状が似ていますので、採取するときは注意が必要です。
ヨモギの葉にはトリカブトと違って独特の香りがあります。
またヨモギは、葉の裏が白っぽいのが特徴です。
またキク科アレルギーの方は注意が必要です。
ヨモギの利用方法
①食用に用いる
天婦羅やよもぎご飯んとしてもお餅や饅頭、カップケーキの中に入れたりさまざまな料理に取り入れて摂ることによってビタミンや植物繊維を取り入れることができます。
②お茶にして摂取する
乾燥させたよもぎを煎じて飲みます。
ノンカフェインなので安心してのむことができます。
血液の循環がよくなり冷え性改善むくみの解消などさまざまな効果が期待されます。
③アロマや入浴剤として用いる
乾燥させたよもぎを袋に入れて浴槽に入れます。
ヨモギの成分が皮膚から全身に広がることによって老廃物の排出を促進して疲労回復に役立つだけでなく温熱効果により、湯ざめしにくくなると言われています。
ヨモギには香りの成分はシネオールが含まれているため、リラックス効果がありアロマ精油としても有効です。
シネオールの香りには気分を落ち着ける作用や、安眠作用があります。
よもぎの保存方法
よもぎはほぼ日本中に生息し簡単に手に入れることができるので春に新芽をたくさんつんで保存しておきましょう。
①冷凍保存
きれいに洗って埃を除きたっぷりのお湯に塩ひとつまみをいれて3分くらいゆでます。
水けをきり絞ってから小分けにして保存しますラップなどにくるんで冷凍します。
②乾燥保存
埃を除き網などで乾燥保存させます。
よもぎ茶とし服用します。
(手に入らない場合は市販のよもぎ茶でも可)
ヨモギ茶のおすすめポイント
まさに、万能薬ともいえる日本の代表的なハーブよもぎをもう一度見直して取り入れない手はなさそうですね。
手軽に手に入りその独特な香りと清涼感、風味で古くから愛され、親しまれてきたヨモギ。
食用以外での効用も沢山あります。
ヨモギにはさわやかな若草の香り、アロマ効果が期待できます。
香り成分はユーカリプトールとも呼ばれるシネオールなどで、口臭を抑えたりリラックスさせてくれる働きなどがあります。
その特性を知り生活の中に取り入れてみませんか?
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
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このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。