四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
大葉(青じそ)とは
大葉(青じそ)は、中国原産のシソ科シソ属の1年草の植物です。
大葉はさまざまな料理の付け合わせや薬味として、その清涼感ある独特の香りと風味は日本のハーブとして幅広く浸透しています。
大葉(青じそ)に含まれる 栄養成分
・βカロテン
・ロズマリン酸
・ペリルアルデヒド
・ビタミンB6
・ビタミンB2
・ビタミンC
・ビタミンK
・ビタミンE
・ミネラル
青葉(青紫蘇)に含まれる主な成分の効能
β-カロテン
β-カロテンは体内に入ることでビタミンAに変換され、皮膚や爪、髪を健康に保ったり視力を維持するために大切な成分です。
β-カロテンが必要量のビタミンAをつくることで、視力低下や夜盲症などの予防につながります。
β-カロテンには活性酸素を除去する働きのある、強力な抗酸化作用があります。
そのほか成長を促進したり骨づくりを助けたりする働きがあることから成長期の子供には欠かせない栄養素です。
ロズマリン酸
ポリフェノールの一種、ロズマリン酸には強い抗酸化作用があり老化予防や、生活習慣病の予防効果が期待されます。
またロズマリ酸には、抗菌・抗ウイルス作用があり、花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー症状の緩和に役立ちます。
ペリルアルデヒド
大葉の香り成分ペリルアラデヒドには食欲増進効果や消化吸収効果を高めてくれます。
また強い殺菌作用、防腐作用があるため生の魚にあたるのを防ぐ効果が期待されます。
ビタミンC
ビタミンCには、シミやそばかすの原因となるメラミンを抑える働きがあることから、肌トラブルの解消に役立ちます。
また免疫力を高める働きがあることから、風邪などの予防や疲労回復に役立ちます。
ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない成分です。
ビタミンCがコラーゲンの生成を助けることで骨粗しょう症予防や関節を健康に保つのに役立ちます。
ビタミンE
ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種です。
ビタミンEには強い抗酸化作用があり体内の活性酸素を抑える働きがあります。
加齢によって現れる症状の予防に役立つことから「若返りのビタミン」とも呼ばれています。
紫外線から肌を守る働きもあることから肌トラブルの解消にも役立ちます。
またビタミンEには神経伝達物質に働き血流を改善する効果も期待されています。
ビタミンK
ビタミンKは骨の健康に関わる脂溶性のビタミンです。
ビタミンKにはカルシウムの生成を助けたり、カルシウムの排出を抑制したりする働きがあります。
また「止血のビタミン」とも呼ばれ、出血した際に血液を固めて止血する
のを助ける働きがあります。
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大葉の保存方法
①大葉の葉はきれいに洗ってざるなどに広げ3日間~5日間くらい程度、乾燥させます。
②乾燥した紫蘇を細かく切ります。
◆しそ茶の作り方
材料
一番てっとり早く摂取できる紫蘇茶はおすすめ簡単に作れるのでチャレンジしてみましょう。
材料
青紫蘇
水…1.8リットル
保存した乾燥紫蘇をお茶パックに入れやかんで沸かします
紫蘇酒の作り方
大葉がたくさん摂れる時期に手作りの紫蘇酒を作って
みましょう。
紫蘇の葉 70~80枚
氷砂糖 200g
レモン 2~3個
ホワイトリカー 1.8リットル
作り方
①紫蘇の葉は洗って水けを綺麗にふき取ります。
②レモンは皮をむき輪切りにします。
③消毒した瓶に紫蘇の葉と砂糖を交互に入れていきレモンを入れホワイトリカーを注ぎます。
④1週間~10日程で葉とレモンを取り出します。
1か月くらいで飲めるようになります。
入浴剤として
乾燥させた紫蘇野葉は入浴剤としても使用できます。
同じく細かく刻んでから袋に入れ浴槽に浮かべましょう。
血行がよくなり肌がすべすべになるだけでなくリュウマチや神経痛にも効果があると言われています。
大葉(青じそ)茶のおすすめポイント
大葉にはカロテンが豊富に含まれており、100g当たりの含有量は11000μgとダントツです。
カロテンは皮膚や粘膜を健康に保ってくれます。
大葉には鉄分が多く含まれていますので、貧血を緩和したい方や、鎮静作用があることから気持ちが高ぶって眠れないときなどにもおすすめの健康茶です。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
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このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。