四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
人参とは
人参は、カレーや煮物、酢もの、天婦羅、かき揚げ、ポトフ等々さまざまな料理に利用され日本人の食卓には欠かせない野菜です。
栄養価も高い緑黄色野菜の代表野菜として知られている人参ですが、いつもは捨ててしまう皮の部分にも実は活性酸素を除去するβーカロチンが豊富に含まれているのです。
ここでは人参の皮をつかった健康茶、人参茶を紹介します。
人参皮茶の有効成分
・サポニン
・ペクチン
・β-カロテン
人参の皮茶に含まれる成分の効能
β-カロテン
β-カロテンは体内に入ることでビタミンAに変換され、皮膚や爪、髪を健康に保ったり視力を維持するために大切な成分です。
β-カロテンが必要量のビタミンAをつくることで、視力低下や夜盲症などの予防につながります。
β-カロテンには活性酸素を除去する働きのある、強力な抗酸化作用もあります。
そのほか成長を促進したり骨づくりを助けたりする働きがあることから成長期の子供には欠かせない栄養素です。
ペクチン
ペクチンは水に溶けてゲル状になる特質があります。
下痢の時には水分をゲル状にして下痢を防ぎ、逆に便秘の時は水分を与え排出させることで便秘解消に役立ちます。
ペクチンが腸内環境を整えることで、疲労回復にもつながります。
またペクチンにはコレステロール値を下げる働きがあることから高血圧予防にも役立つと考えられています。
サポニン
サポニンには脂肪の吸収を抑え、さらに蓄積させない働きがあるため肥満予防効果が期待されます。
またサポニンには人間の自然免疫である「ナチュラルキラー細胞」を活性化させる働きがあるといわれています。
免疫力を高めることで風邪などにかかりにくい丈夫な体を作ります。
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人参の皮茶の作り方
①人参の皮をむきザルなどに重ならないよう並べて天日干しします。
②からからに乾いたら細かくくだいてフライパンで焦がさないように煎り付けます。
③冷めたら清潔な瓶などに入れ保存します。
人参の皮茶の淹れ方
①やかんに人参の茶葉をひとつかみと水1リットルを入れ火にかけます。
②沸騰したら火を弱め5分くらい煮詰めてできあがりです。
人参の皮茶のおすすめポイント
人参の皮には豊富なβ-カロテンが含まれています。
人参の皮茶は甘みがあり口当たりも良いので人参嫌いのお子さんにも飲んでいただくことができます。
野菜不足と感じている方、血行を良くしたい方などにおすすめの健康茶です。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選ぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
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このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。