四季のある日本には季節ごとにさまざまな植物が生育しています。
その中には、古くから健康茶や野草茶として愛飲されているものも数多く存在します。
このサイトでは、そんな健康茶や野草茶として知られる、野菜や植物の効能や成分、淹れ方などを紹介しています。
金柑とは
キンカン(金柑)は、ミカン科キンカン属 の常緑低木で果実は皮が厚く酸味が強いのが特徴です。
日本でもなじみの深い果物で古くから民間薬として咳、のどの痛みなど風邪の予防薬として使われてきました。
金柑の主な成分
・クリプトキサンチン
・ビタミンC
・ビタミンE
・ペクチン
・β-クリプトキサンチン
・テルペン
・ヘスペリジン
・クエン酸
金柑茶に含まれる主な成分の効能
ビタミンC
金柑には豊富なビタミンCが含まれています。
ビタミンCには、シミやそばかすの原因となるメラミンを抑える働きが
あることから、肌トラブルの解消に役立ちます。またビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない成分です。
ビタミンCがコラーゲンの生成を助けることで骨粗しょう症予防や成長期の骨を丈夫にする効果が期待されます。
そのほか、ビタミンCには、咳止めやのどの痛みなどを緩和する働きがあるとされています。
クリプトキサンチン
金柑に含まれるβ-クリプトキサンチンはオレンジの色素でカロテノイドの一種です。
β-クリプトキサンチンには、骨吸収を抑え、骨形成を促す働きがあるため骨粗しょう症予防効果が期待されてます。
またβ-クリプトキサンチンにはヒアルロン酸の量を増やす作用があることから美肌効果もあるといわれています。
ペクチン
ペクチンは水に溶けてゲル状になる特質があります。
下痢の時には水分をゲル状にして下痢を防ぎ、逆に便秘の時は水分を与え排出させることで便秘解消に役立ちます。
ペクチンが腸内環境を整えることで、疲労回復にもつながります。
またペクチンにはコレステロール値を下げる働きがあることから高血圧予防にも役立つと考えられています。
ヘスペリジン
ヘスペリジンはポリフェノールの一種です。
ヘスペリジンには活性酸素を除去する働きのある抗酸化作用や末梢血管
を強くする作用があるため老化予防や、血流改善効果が期待されています。
また抗アレルギー作用があることから、アレルギー反応で起こる花粉症
などの予防効果があるといわれています。
クエン酸
クエン酸とは金柑まなど柑橘に含まれる酸味の成分です。
クエン酸には疲労の原因となる乳酸を分解する働きがあるため疲労回復に効果を発揮します。
クエン酸には、人が健康に生きていくために欠かせない成分であるミネラルの吸収を助ける働きがあります。
そのほか酸味成分が胃液の分泌を促すことで食欲不振の改善にも役立ちます。
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金柑茶の作り方
金柑は秋から初冬(10月~11月)に果実を採取し皮、または果実全部を利用します
材料
金柑 7~8個
水 1リットル
砂糖 適宜
①金柑はきれいに洗って切り込みを入れます。
③土瓶に金柑と水を入れ中火で20分~30分煮詰めます。
③お砂糖またははちみつを好みで入れていただきます。
金柑ジャムの作り方
材料
金柑 200g
水 200cc
砂糖 100g
レモン汁 適宜
①金柑は薄く切り種を除きます。
②鍋に金柑、水、砂糖を入れ火にかけます。
③沸騰したら火を弱め木べらで混ぜながら焦がさないように煮詰めます。
④仕上げにレモン汁を加えます。
⑤覚ましてから清潔な瓶などに入れて保存します。
金柑茶のおすすめポイント
金柑はビタミンが豊富で果実は昔から咳やのどに効く民間薬として重宝されてきたなじみの深い果物です。
季節になると店頭に並び手に入れやすく安価ですのできれいな金柑を見つけたら是非作ってみましょう。
甘露煮などにすると保存が効き風邪気味かなと思ったときに重宝します。
これからの季節の風邪予防におすすめの健康茶です。
健康茶を選ぶポイント
健康茶を選ぶ際は次の点に注意して十分に吟味しましょう。
①原産国を確かめる。
自分で育てたものが一番安全ですが、購入する場合は原産国や産地を確かめましょう。
②成分票を確かめる。
成分票が記載されているか、自分の体質に合うのかよく吟味しましょう。
③ブレンド茶の場合はそれどれの成分を確かめる
健康茶には飲みやすいようにいくつかのお茶をブレンドしているものがあります
それどれの成分が自分の体質に 合うのかよく調べましょう。
④無農薬のものを選らぶ
無農薬のもの、化学肥料を使わないものを選びましょう。
健康のために取り入れようとするものに体に合わないものを選んだら逆効果になってしまいます。
健康茶の特質を十分に知り必ず体質にあったものを選びましょう。
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このサイトで紹介しているお茶の効能につきましては一般的に伝えられている情報などをもとにしており、すべての方に効果があることを保証するものではございません。
お薬を飲まれている方、持病のある方、また妊娠されている方など気になる方は、医師にご相談の上お試しいただくようお願いします。