70代近くになり、若い頃と比べて体力や生活リズムに変化がありましたが、それでも毎日を充実させ、楽しむ方法を見つけるのはとても大切だと感じています。今回は、私が心がけていることや楽しんでいることをご紹介します。
朝のルーティンを大切にする
朝起きたとき、最初にするのはカーテンを開けて朝日を浴びることです。季節によって朝の空の色や明るさが変わるのを見ると、「今日もまた新しい一日が始まった」と心が軽くなる気がします。その後、軽いストレッチで体をほぐします。首や肩を回したり、足を伸ばしたりするだけでも、体がすっきり目覚めてくれます。
ストレッチの後は、ハーブティーやコーヒーを入れて、ゆっくりとしたひとときを楽しみます。この時間にはテレビやスマートフォンは使わず、好きな音楽をかけたり、窓の外を眺めたりして過ごします。特に春や秋の朝は、窓を少し開けて新鮮な空気を感じるのが心地よいです。この静かな時間が私にとって一日のスタートを整える大切な儀式となっています。
好きなことに時間を使う
70代になると、仕事や子育てから解放され、自分のために使える時間が増えました。この時間を「何をするか」によって、毎日の楽しさが変わると思っています。私の場合、特に楽しんでいるのが水彩画です。最初は自己流で始めましたが、今では近くのカルチャーセンターで教室に通い、仲間と一緒に絵を描いています。花や風景を描くことで自然の美しさを再発見できるのが魅力です。
また、月に一度は友人とカラオケに行き、思い切り歌うことでストレスを発散しています。特に昭和歌謡は私たち世代にとって特別な思い出があり、一緒に歌うことで昔話にも花が咲きます。友人と笑い合いながら過ごす時間は、心を若返らせてくれるように感じます。
さらに、最近始めたのが家庭菜園です。小さなベランダにプランターを並べ、ハーブやミニトマトを育てています。植物が少しずつ成長していく様子を観察するのは、毎日のちょっとした楽しみです。
体を動かす習慣を持つ
健康でいるためには体を動かすことが欠かせませんが、無理をしない範囲で続けられる運動を選ぶことが大切だと感じています。私は毎朝、30分ほどの散歩を日課にしています。近所の公園や川沿いを歩きながら、鳥の声や木々の揺れる音を聞くと、自然と心が穏やかになります。天気が良い日は太陽の光を浴びることで、気分もリフレッシュできます。
また、週に一度ヨガ教室に通っています。この教室はシニア向けなので、難しいポーズや激しい動きはなく、呼吸を整えながらゆっくりと体を動かします。ヨガを続けることで体が軽く感じられるようになり、姿勢も少しずつ改善してきました。教室の後には参加者同士でお茶を飲む時間があり、同世代の仲間と話すのも楽しみの一つです。
小さな喜びを見つける
日々を楽しくするコツは、大きなイベントや特別な出来事に頼るのではなく、日常の中に小さな喜びを見つけることだと思っています。たとえば、スーパーで見つけた旬の果物や野菜を使って、新しいレシピに挑戦するのはちょっとした冒険のようで楽しいものです。先日は地元産の柿を買って、サラダにしてみました。甘さと酸味のバランスが絶妙で、家族にも好評でした。
また、孫たちとビデオ通話で話す時間も楽しみの一つです。画面越しでも子供たちの笑顔を見ると元気がもらえます。たまに、孫が学校で習った新しい歌を披露してくれることもあり、その素朴な可愛さに癒されています。
さらに、近所を散策してお気に入りのカフェを見つけるのも楽しみです。先日訪れたカフェでは、手作りのケーキと香り高いコーヒーを味わいながら、本を読むひとときを満喫しました。このような小さな発見が、毎日の生活をより豊かにしてくれます。
これらの習慣を続けることで、70代の毎日を心地よく過ごせるようになりました。大切なのは、自分のペースで無理なく楽しむこと。どんな年代でも「自分らしい日々」を作る工夫をしていきたいものですね。
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学び続ける姿勢を忘れない
70代になっても「学ぶこと」をやめたくないという気持ちを大切にしています。新しい知識やスキルを得ることで、毎日に新鮮さが加わり、頭の体操にもなるからです。最近では、オンライン講座を利用して趣味の分野を深めたり、図書館で気になるテーマの本を借りたりしています。
特に面白かったのは、歴史に関する講座です。昔は教科書で学んだだけだった歴史も、大人になった今だからこそ面白いと感じることがたくさんあります。また、地元の文化センターで行われる講演会にも参加するようにしています。同じ趣味を持つ人たちと出会えるのも楽しみの一つです。
さらに、最近はスマートフォンのアプリを使って語学の勉強も始めました。少しずつですが、新しい言葉を覚えることで旅行への想像が膨らみます。例えば、「次に海外旅行ができるなら、覚えたフレーズを試してみたい」と考えるとワクワクしてきます。
感謝の気持ちを持つ
70代が近くになってから、日々の中で「感謝すること」に意識を向けるようになりました。これを習慣にすることで、心が穏やかになり、満たされた気持ちになれるからです。特に、夜寝る前にはその日に感謝したいことを3つ思い返すようにしています。
たとえば、「健康で1日を過ごせたこと」、「家族と電話で話せたこと」、「天気が良くて気持ちよく散歩ができたこと」など、本当に些細なことでも構いません。このように感謝の気持ちを言葉にすることで、日々の生活の中にたくさんの幸せがあることに気づかされます。
また、感謝の気持ちは言葉にして伝えることも意識しています。家族や友人に「ありがとう」と伝えるだけで、関係がさらに温かいものになります。最近では、手書きの手紙で感謝の気持ちを伝えることも増えました。手紙を書くと、自分の気持ちをじっくりと考える時間ができ、それもまた心地よいひとときになります。
未来に希望を持つ
70代はまだまだ人生の途中です。この先の生活をどのように楽しむかを考える時間もまた、私にとっての楽しみの一つです。たとえば、「次に行ってみたい旅行先」をリストアップしたり、「挑戦してみたい趣味」を書き出したりしています。この作業をしていると、「まだまだ楽しいことが待っている」と感じられ、気持ちが明るくなります。
また、最近は未来の自分へのメッセージとして、日記を書くようにしています。日記には、その日の出来事や感じたことを記録するだけでなく、「これからこうしたい」「次はこれを試してみよう」といった希望も書き込みます。後から読み返すと、当時の自分の思いが甦り、それがさらに新しいアイデアやモチベーションにつながります。
さらに、未来への希望は健康維持へのモチベーションにもなります。「もっと元気で長生きして、これからもたくさんの楽しい体験をしたい」という思いから、食事や運動に気をつけ、健康的な生活を心がけるようになりました。
日々に感謝し、未来に希望を持つことで、70代の生活はより豊かに、そして楽しいものになっています。「これから」も常に楽しみを探し、実現していけるような生き方を目指していきたいと思います。
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